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2024.11.05

創立120周年記念特集[第五弾]|オールドノリタケの名品の数々をモチーフにした「オマージュ コレクション」

2024年、ノリタケは120周年を迎えました。

白く、美しく、精緻な洋食器を、この日本で作りたい—。
貿易商として日本の骨董や雑貨を輸出していた森村市左衛門らが、パリ万国博覧会で美しく絵付けされたヨーロッパの磁器を目の当たりにし、心に固く誓ったことからノリタケの歴史は始まりました。
1904年、近代的で大規模な工場を建設し、洋食器の研究を開始。試行錯誤ののち、1914年、日本で初めてディナーセットの製造に成功します。
工場建設から120年、日本初のディナーセットの誕生から110年、ノリタケは日本の美意識を活かした精緻なデザインと、世界最高レベルの品質と品格によって、世界中で愛されてきました。

創立当時の本社工場(1904年)
日本初のディナーセット「SEDAN(セダン)」(1914年)

120年にわたる洋食器製造の歴史の中で、ノリタケでは多くのデザインや技法が生み出され、現代に受け継がれています。
「創立120周年記念特集」では、そうしたノリタケの代表作ともいえるシリーズをご紹介していきます。
ノリタケの美意識と職人技の結晶が作り上げたシリーズの数々をお楽しみください。

第五弾では、ノリタケデザインの原点ともいえるオールドノリタケへのオマージュとして誕生したシリーズ、「THE HOMAGE COLLECTION オマージュ コレクション」をご紹介します。

オールドノリタケの名品の数々がモチーフ

受け継いだのはオールドノリタケのエレガンス

明治期から第二次世界大戦終結までに、森村組及び日本陶器合名会社(現ノリタケ)によって製造された製品の数々。その多くは海を渡って主にアメリカに輸出され、西洋のデザイン様式と日本の美意識が融合した、独特の美しさや手の込んだ豪華な装飾で好評を博しました。そしてやがて「オールドノリタケ」と呼ばれるようになり、今現在も熱心なコレクターたちにより蒐集され、大切にされています。

ノリタケデザインの原点ともいえるオールドノリタケ。その中には名品と呼ばれる作品の数々が存在します。アールヌーボーやアールデコといった、当時欧米で流行していたデザイン様式を巧みに取り入れ、日本人ならではの繊細な感性と手仕事で、独特のデザインを完成させていったノリタケのデザイン。そのエレガンスは現代にも確実に受け継がれています。

「THE HOMAGE COLLECTION オマージュ コレクション」はオールドノリタケの名品デザインを現代風にアレンジ、こだわりのコーヒーカップコレクションとして新たな息吹が吹き込まれました。

暮らしの中で愛され続けるという価値

いまの暮らしにフィットするデザイン

いつも父親が好んで使っていたコーヒーカップ。
毎日自分の傍らにいてくれたコーヒーカップ。
さまざまな思い出とともに、カップにはその人の歴史が刻まれていきます。

オールドノリタケのデザインを「今」の解釈でリファインすることで、モダンインテリアにも自然にとけこむコーヒーカップが生まれました。立体感のある技法をつかった奥行きのあるデザインで、飾るだけでなく、眺めるだけでもない、使うほどに愛着が湧く、そんな愛され続ける器を目指しました。

「THE HOMAGE COLLECTION オマージュ コレクション」とともにすごす時間が、あなたの歴史を刻むかけがえのない一瞬となりますように。そんな願いをこめてお届けします。

こだわりをお持ちの方にこそ使って頂きたいコレクション

飲みかたの違いに合わせた容量や、心地よい飲み口に徹底的にこだわりました

芳醇なアロマと共に毎日を彩る至福の一杯。
それは、心をあたためるカプチーノか、
忙しい朝の爽やかなエスプレッソか、
あるいはゆったり愉しむビターなルンゴだろうか。

カプチーノ、エスプレッソ、そしてルンゴ、それぞれの飲みかたに適した容量サイズがあります。そして口へ運ぶときの飲み口もまた、コーヒーを味わう重要な要素。それぞれの飲みかたに合う容量や、薄手の素材を使った心地よい飲み口に徹底的にこだわり、生み出された「THE HOMAGE COLLECTION オマージュ コレクション」。あなたのこだわりや暮らしのスタイルにあわせて、ぴったりのカップをお選びください。

Types of Coffee

Cappuccino

カプチーノ碗皿[A]
エスプレッソコーヒーに温めたスチームミルク(ホットミルク)とフォームドミルク(泡立てたミルク)を加えるカプチーノ。お好みでシナモンやココア、キャラメル等の香りをつけて自分の好みのフレーバーを愉しむ方も増えています。泡の表面にバリスタ気分で描くデザインカプチーノを愉しみたい上級者にも適した口径の広いシリンダー形状です。

Espresso

デミタス碗皿[B]
深煎りの微細に引いたコーヒー豆を高圧力で抽出するエスプレッソ。フランスやイタリアでコーヒーと言えば、このエスプレッソの事。黄金色の泡が浮かぶエスプレッソにシュガーを浮かべて、混ぜずに飲み干すのが粋とされています。カリカリのビスコッティーを添えて。フランス語で「半分のカップ」を意味するデミタスカップは、エスプレッソに最適の容量です。

Lungo

コーヒー碗皿[C]
通常の2倍程度の大量の水で抽出したエスプレッソをルンゴと呼びます。エスプレッソに比べて少し薄めで少し苦味があると言われ、イタリア語で「ルンゴ」、英語で「ロング」と呼ばれ「長い」を意味します。ご家庭でルンゴを愉しむ方は増える一方、専用の素敵なカップは少なくて残念に感じている方も少なくないはず。そんな本格派の貴方におすすめのデザインです。アールデコをイメージしたモダンなシェイプ、やわらかなカーブを描くエレガントなシェイプの2種類をご用意しました。

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