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2024.11.04

創立120周年記念特集[第三弾]|名品の系譜に連なるシリーズ「YOSHINO ヨシノ」

2024年、ノリタケは120周年を迎えました。

白く、美しく、精緻な洋食器を、この日本で作りたい—。
貿易商として日本の骨董や雑貨を輸出していた森村市左衛門らが、パリ万国博覧会で美しく絵付けされたヨーロッパの磁器を目の当たりにし、心に固く誓ったことからノリタケの歴史は始まりました。
1904年、近代的で大規模な工場を建設し、洋食器の研究を開始。試行錯誤ののち、1914年、日本で初めてディナーセットの製造に成功します。
工場建設から120年、日本初のディナーセットの誕生から110年、ノリタケは日本の美意識を活かした精緻なデザインと、世界最高レベルの品質と品格によって、世界中で愛されてきました。

創立当時の本社工場(1904年)
日本初のディナーセット「SEDAN(セダン)」(1914年)

120年にわたる洋食器製造の歴史の中で、ノリタケでは多くのデザインや技法が生み出され、現代に受け継がれています。
「創立120周年記念特集」では、そうしたノリタケの代表作ともいえるシリーズをご紹介していきます。
ノリタケの美意識と職人技の結晶が作り上げたシリーズの数々をお楽しみください。

第三弾としてご紹介するのは、1931年に発売された「CYRIL シリル」から5代にわたって、歴代のデザイナーがアレンジを加えながら大切に受け継がれてきたデザイン「YOSHINO ヨシノ」。
名品の系譜に連なる、ノリタケを代表するシリーズのひとつです。

名品の系譜に連なるシリーズ

ノリタケを代表するシリーズのひとつ「YOSHINO ヨシノ」のルーツは、1931年に発売された「CYRIL シリル」に遡ります。

1931年の「CYRIL シリル」発売以来、「CYRIL シリル」(1931年)、「NORWICH ノーウィッチ」(1950年代)、「SAKURA サクラ」(1967年)、「MIYOSHI ミヨシ」(1974年)、「YOSHINOヨシノ」(1988年~現在)と5代にわたって、歴代のデザイナーがアレンジを加えながら大切に受け継がれてきました。

名品の系譜に連なるこのシリーズは、コレクションとしても、大切な方への贈り物としても、ふさわしい品格の一品です。

日本の洋食器ならではの美しさ

「YOSHINO ヨシノ」の名は、桜の名所である吉野山から名付けられました。
カップに咲き誇る花々は吉野山の桜、ソーサーの緑色は裾野の緑をイメージ。

日本人が古来から愛する桜への想いをオリエンタルな唐草文様で表現した、日本の洋食器ならではの美しさを湛えるシリーズです。

カップの内側に絵柄があしらわれ、紅茶の水色越しに揺れる絵柄を愛でていただける趣向もまた優雅です。

永く人々に愛される名品とは

口当たりが良い、ちょうど良い重さ、ハンドルが持ちやすいというお声をいただくことが多い「YOSHINO ヨシノ」。

機能性はもちろん、そのフォルムが放つイメージや質感、重さ、手に馴染むかどうかなどの要素は、その形(形状)が重要な役割を果たしています。

五感を存分に働かせて味わう食器だからこそ、計算し尽くされた形状と絵柄が互いに引き立て合うことで、永く人々に愛される名品になっていくのだと、私たちノリタケは考えています。

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