盛り付け
2021.06.03

栁川かおり×ノリタケ ノリタケの器からはじめる、丁寧な食卓の作り方「食卓のイロドリ 野菜、花、そして器」

ジメジメした季節になると、なんとなく気分も沈みがちという方も多いのでは?そんな時には、季節の野菜を使ったメニューや瑞々しいグリーンが印象的な食器を取り入れれば、たちまち食卓が爽やかに。盛り付けの工夫次第で、食欲も湧いてくるから不思議です。

料理家の栁川かおりさんに、この季節におすすめしたいメニューとスタイリングを教えていただきました。


初夏のをたのしむ料理

新鮮な夏野菜を引き立てる。

プレートに描かれた加茂茄子のみずみずしい葉の色が、野菜料理によく合います。テーブルや盛り付けにもグリーンを意識すれば、爽やかな初夏の食卓に様変わり。

“長茄子が出回るようになったので、こんがり焼き茄子を茄子のプレートに。リムが広めで深さもあるので、水分のあるものでも盛り付けやすく、和食にも使いやすい形。スクエア型は料理をキリッと引き締める気がします。”(栁川さん 談)


[使用商品]
京香旬彩 23cmスクエアプレート(加茂茄子)
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京都の伝統野菜を白磁のお皿に載せました。はんなり、しっとり、ほっこりと。今の空気を感じる新しい和の器です。スクエアプレートは盛り皿と取り分け用の皿など、大きさ違いで揃えても。プレートの大きさによって、ふちの凹凸のデザインが違うのもさりげないポイントです。



盛り付けに遊び心を

器と料理をリンクさせて。

洋風にアレンジしたカブが主役の料理。プレートの模様を見せるように偏って盛り付ければ、動きがある一品になりますね。

“カブは焼いて食べるのも好き。こんがりと焼き色を付けて、生ハムとモッツァレラと一緒に盛り付けて。少しだけ中央を外して並べたら、器のカブとリンクして、いつもよりワンランクアップして見えました。”(栁川さん 談)


[使用商品]
京香旬彩 27cmプレート(聖護院かぶら)
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白磁に大胆に京野菜があしらわれたプレート。盛皿としてはもちろん、メインプレートとして洋食などにも使える、使用の幅の広いアイテムです。


揚げ物オンリーでも大丈夫!

料理で足りない色はプレートで補ってみる。

料理の彩りは食材で補わなくてもいけるかも、という例。高さを意識して中央にまとめた天ぷらの余白は、京野菜のプリントがあるから寂しくなりませんね。そば猪口のように、他の料理の器も同じシリーズで揃えると、食卓に統一感が生まれます。

“急に暑くなった日で、急きょ天ぷらそばに決定。冷蔵庫にある野菜だけで作ったので、彩画偏ってしまって。にんじんやかぼちゃがあったらいいなぁと思いながら、その柄の器を選んでみました。カップはそば猪口としてもちょうどいいサイズでした。”(栁川さん 談)


[使用商品]
京香旬彩 15.5cmプレート(鹿ケ谷南瓜/金時人参)
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モダンなシェープに京野菜をあしらった人気のシリーズ。ヘルシーで珍しいデザインに、はんなりと今の空気を感じる新しい和の器です。絵変りで揃えれば、テーブルの会話も弾みます。

食材と器、グリーンのグラデーションがたのしい

枝豆のいただき方にひと工夫!

そろそろお店にも並び始める枝豆。塩ゆでもおいしいですが、今日はペペロンチーノ風に。実はこれ、海外ではメジャーな食べ方なのだそうです。スパイシーで、にんにくの香りが効いてて、枝豆のポテンシャルをさらに引き立たせる一品です。

“サラダやスープにちょうどいい大きさのカップ。ちょっとしたおかずを盛り付けるのにもいいかもしれないと思って、やってみたかった枝豆のペペロンチーノ炒めを持ってみました。野菜の柄で夏らしさが増した気がします。お酒のおつまみではあるけれど、自家製生姜シロップで作ったジンジャエールと合わせてみました。”(栁川さん 談)


[使用商品]
京香旬彩 11cmボウル(鹿ケ谷南瓜/伏見唐辛子)
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8つの京野菜(鹿ケ谷南瓜/伏見唐辛子/聖護院かぶら/壬生菜/金時人参/九条葱/筍/加茂茄子)が色鮮やかにプリントされた京香旬彩のシリーズ。野菜の筍に合わせたり、その日の気分に合わせたりと、使い勝手の良いデザインです。


料理家紹介

栁川 かおり さん(医師、料理家)

2児のママ。出産を機に2011年よりブログを開始。シンプルな料理をよりおいしく!をモットーに、まいにち食べても飽きないような「おうちごはん」を目指す。メディア・各種出版、コラム執筆、レシピ提供、食品メーカーのレシピ開発などを行う。毎日の食卓を伝えるブログやInstagram(@kaori_yanagawa)は、シンプルでゆっくりと時間が流れるようなスタイリングの世界観で多くの主婦層に圧倒的な支持を得る。