山本侑貴子さん×Noritake アクアカラーが印象的な海辺のテーブル
ノリタケの森にあるレストラン「キルン」を会場に、食空間プロデューサー山本侑貴子さんによるセミナーが開催されました。セミナーではシェール ブランをはじめとしたノリタケの食器を使ったコーディネートを展開、実際にデモンストレーションもおこなわれました。夏をテーマにしたエレガントなテーブルコーディネートをご紹介します。
cher blanc を使った海辺のテーブル
純白のシェール ブランのスクエアプレートにアクアカラーとグリーンのグラデーションを重ねた夏のテーブル。グラスの輝きや夏らしい小物が加わって、海辺のムードが漂います。色使いが美しい、山本侑貴子さんならではのエレガントなテーブルコーディネートです。
クリスマスだけじゃない、オーナメントの使い方とナプキンワーク
まず最初に目に止まるのは、何と言ってもオーナメントを使ったナプキンワーク。アクアカラーのオーナメントとマリンモチーフのロープが加わるだけでビーチサイドを思わせるテーブルに仕上がるから不思議です。
クリスマスが終わるとすぐに片づけてしまうボールオーナメントも、こうしてテーブルセッティングの効かせ色に使えるなんて、目からうろこですね。
そして、ヴィーナスの誕生を思わせるような貝殻を象ったテーブルナプキンは、一見難しそうに見えますがハリのある生地のナプキンを使えばとっても簡単。こうしたナプキンワークをいくつか覚えておくだけで、コーディネートの幅が広がります。
シンプルなアイテムを自由な発想で
グリーンと白のグラデーションが素敵なテーブルフラワーを活けるのに使った白い器は、実はミニタンブラー。シンプルなタンブラーが山本侑貴子さんの手にかかると、すっかりエレガントなミニベースに。
シンプルなアイテムだからこそ、自由な発想で使い方の幅が広がります。
アクセントの小物使いにもこだわって
今回テーブルのアクセントに使ったのは流木と、貝やヒトデがモチーフになった夏らしいキャンドル。あえて白いキャンドルをセレクトすることで、テーブル全体のトーンが揃いテーマが際立ちます。小物選びにはモチーフはもちろん色にもこだわって、テーブル全体の色調を大切にするのも山本侑貴子さん流です。
そしてセンターフラワーにはグリーンと白のアンスリウム。南国を思わせる、夏をテーマにしたテーブルにぴったりなモチーフのひとつです。グリーンと白であくまでも涼しげに、モダンに。
グラスベースを通して見える茎の部分のグリーンがもたらす涼やかさまで計算された、心憎い演出です。
山本侑貴子さんプロフィール
山本 侑貴子 Yukiko Yamamoto
株式会社ダイニングアンドスタイル 代表
食空間プロデューサー
ワインエキスパート
1968年生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒。外資系金融機関のOLを経て結婚。1999年 趣味の料理やおもてなしが評判となり、自宅でテーブルコーディネートサロン「dining&style」をスタート。2003年 日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの資格を習得。2004年 新たに表参道にサロンを開設し、テーブルコーディネート講座のほか、おもてなし講座、フラワーアレンジメントやスクラップブッキングなど、様々なコラボ レーション講座を主宰。2006年 株式会社ダイニングアンドスタイルを設立し、代表取締役就任。2008年 フランスにて シャンパーニュ騎士団のシュヴァリエを授章。2014年 ソムリエドヌールに就任。現在、食空 間プロデューサーとして、食に関する店舗プロデュース、コンサルティング、セミナー講師、商品開発、レシピ提案、イベントディスプレイなど幅広く手掛ける ほか、各女性誌や新聞、TVなどメディアを通じて、つねに新しいライフスタイルを発信。ソムリエ協会認定ワインエキスパートとして、またシャンパーニュの騎士として、講座や執筆活動を通じシャンパーニュ&ワインの普及活動にも努める。著書に「パリスの審判」(共訳)、「おもてなし12か月」など。