コーディネート
2025.04.10

おもてなし上手のテーブル Vol.03 髙田 美保子さん

暮らし上手、おもてなし上手な方のお宅を実際に訪ねて、季節やオケージョンにあわせた「おもてなしのテーブル」をご提案する連載「おもてなし上手のテーブル」。
季節感あふれるスタイリングやおもてなしのコツなどをご紹介していきます。食卓やテーブルコーディネートの参考になさってください。

Vol.03は、食空間クリエイターとしてご活躍中の髙田 美保子さんのお宅を訪問しました。
特集ページの下部に動画もご用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。

春らしさ満点の大人可愛いコーディネート

爽やかな白と華やかなゴールドの融合

今回髙田さんが選んだテーブルウェアは、「ネージュ(金線あり)」シリーズ。
ノリタケが得意とする「白盛技法」で放射状に描かれた無数の美しい線。立体感と繊細さを合わせもつ「白盛技法」で真っ白な煌めきを表現しました。洗練された印象のデザインは、合わせるカトラリーや小物によって様々なテイストのコーディネートをお楽しみいただけます。

カトラリーは「ロシュフォール ゴールドオールサテン」シリーズ。プレーンでスタイリッシュなフォルムが人気のデザインです。マットな質感のゴールドは、華やかさがありながらも派手すぎない丁度良い色味で、お気軽にお使いいただけます。

爽やかな白と華やかなゴールドの割合が計算しつくされたコーディネートは、まるで春の暖かな日差しに照らされるような心地よい空間を演出しています。

【コーディネートのPOINT】

「好き」をそのままコンセプトに

「ゴールドが大好きなんです。」と笑って教えてくれた髙田さん。当たり前のようですが、テーブルコーディネートを楽しむ一番のポイントはそこだと改めて実感しました。コーディネートをする時に難しく考える必要はなく、ご自身の好きな色やデザイン、テイストからコンセプトは自然に決められます。

髙田さんがコーディネートを考える際は、メインカラーから決めるか、使いたい食器から決めるかの2パターンがあるそうです。
今回はゴールドをメインカラーにしつつ、お花や髙田さん考案のモクテルでパステルカラーを入れて、「心躍る春」をテーマにコーディネートしました。

テーブルクロスとランナーの異なる素材

ベージュのフェイクレザーのテーブルクロスは、甘すぎない格好良さをプラスしてくれます。おしゃれなだけでなく、飲み物や食べ物がこぼれてもシミにならず、すぐに拭き取れる点は安心です。また、ハリがあるため皺になりにくくアイロンは不要、コーディネート時も扱いやすい素材です。
ランナーには白いレースを合わせました。その可憐な素材は、レザーの格好良さとは対照的にフェミニンさや可愛らしさを加えてくれます。

ナフキンワークにもこだわりを

テーブルナフキンはおもてなしを伝える演出のひとつです。今回は、フリルが可愛らしいスイートピーのようなナフキンワーク。
高さとボリュームのある、華やかな折り方をご紹介します。

●折り方
①ナフキンを半分に折り、裏表ともに輪の部分に向かって更に半分に折る。
②ナフキンの長さの8等分の幅になるように蛇腹に折っていく。
③全て輪になっている方を下にして手で持ち、上の部分を1枚つまみ手前に広げていく。反対側も同じように広げて、テーブルに形が崩れないようそっと置く。
こちらの折り方には、厚みとハリのある生地の方が、型崩れしにくくおすすめです。

テーブルを彩る切り花たち

これまでもご紹介してきたように、テーブルコーディネートとお花は切っても切れない存在。ゴールドのどこかアンティークな花器に、様々な種類のお花を短く切り花にして活けました。小ぶりの花器なので、左右2ヶ所にセッティング。

選んだお花は、トルコキキョウ、アストロメリア、レースフラワー、スイートピー。複数のお花を一緒に活けることで、それぞれの表情が楽しめるアレンジとなっています。

【レシピのご紹介】

Mocktails|グレープフルーツトニック

●材料(1杯分)
グレープフルーツジュース 50ml
トニックウォーター 50ml
氷 適量
ミント 適量

●作り方
①シャンパングラスに氷を入れる。
②グレープフルーツジュースを注ぐ。
③氷を伝わせるようにトニックウォーターを注ぐ。
④ミントを飾る。

Dessert|苺のムース

●材料(6〜7人分)
いちご 1パック
生クリーム 200ml
グラニュー糖 80g
ゼラチン 5g
熱湯 50ml
ミックスベリー 適量
エディブルフラワー 適量

●作り方
①いちごは洗ってヘタを取り、飾り用に適量取り分けておく。
②ボウルに生クリームを入れ、6〜7分立てくらいのツノが立つ手前にする。
③ゼラチンを熱湯で溶かす。
④ミキサーに飾り用以外の全てのいちごとグラニュー糖を入れ、滑らかになるまでミキサーにかけていちごソースにする。
⑤いちごソースの1/4程度を飾り用に器に取り分けておく。

⑥②の生クリームに3/4のいちごソースと、溶かしたゼラチンを加え、全体的に馴染むようにサクッと混ぜる。
⑦容器に流し入れ、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固めムースにする。
⑧プレートに、取り分けておいたソースを刷毛で塗る。(またはスプーンで中央に適量置いてもよい。)
⑨ムースをスプーンですくい盛り付け、取り分けておいたいちごとミックスベリーを飾る。お好みでエディブルフラワーも散らす。

【ご予約受付中】5月3日開催「make a mocktail!テーブルコーディネート&モクテルレッスン」

5月3日(土)モクテルマイスター協会® 代表の髙田 美保子さん @msdining2010 をお迎えして、モクテル体験のワークショップ「make a mocktail!テーブルコーディネート&モクテルレッスン」を開催します。(要予約、満席の場合はご容赦ください。)

また、「モクテルマイスター®のモクテルshow」として、参加費無料のデモンストレーションも同日に開催。
代表の髙田 美保子さんによる、華やかなモクテル作りを間近にご覧いただける機会です。お気軽にお立ち寄りください。

動画|テーブルコーディネート編


動画|モクテル&デザート編


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