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2019.08.21

ムーミン×ノリタケ 3つの物語の挿絵から生まれた「ムーミン」シリーズが登場

1945年から1970年の間、9冊のムーミン小説が書かれました。「ムーミン」の物語は、友情と寛容の精神、そして家族の大切さ、私たちにたくさんのことを語りかけてくれます。小説はムーミンの原点。大人も子どもも楽しめる奥深い魅力があります。

文章も挿絵もフィンランドを代表する芸術家トーベ・ヤンソンが手がけた小説の中から、「ムーミン谷の彗星」「ムーミンパパ海へいく」「ムーミン谷の夏まつり」3つのムーミン物語がノリタケのエレガントな食器と出会い、使うたびに愛着のわく、上質で美しいテーブルウェアシリーズが生まれました。

それぞれの物語の印象的な挿絵があしらわれ、随所に遊び心がちりばめられたデザインの食器たち。くつろぎのひと時に、ムーミンの世界が広がります。

コレクションにはもちろん、贈り物にもおすすめしたいシリーズです。

COMET IN MOOMINLAND

ムーミン谷の彗星

ムーミン谷で新しい生活を始めたムーミン一家。穏やかな日常と裏腹に、赤く長い尾を光らせた彗星が地球にむかってすすんできます。ムーミン谷は大さわぎ!ムーミントロールは彗星をしらべるために、スニフとスナフキンという仲間と共に遠い天文台へとでかけます。家を離れ仲間とともに危機を乗り越える本作は、小説全9作品の中でも高い人気を誇ります。

「ムーミン谷の彗星」をモチーフにしたカップにはムーミンとスニフが共に走っているシーンが、そしてプレートとマグにはムーミンが橋の上で物思いにふけるシーンのイラストが描かれています。そして、ソーサーの裏側には気まぐれ子ねこのイラストも。遊び心溢れるデザインです。


MOOMINPAPPA AT SEA

ムーミンパパ海へいく

毎日が平和すぎてものたりないムーミンパパは、ある日、ムーミンママとムーミントロール、ちびのミイをつれて海をわたり、あれはてた島の灯台守になります。植物も育たない岩だらけの島に、ムーミンママは馴染めません。ムーミン谷を思い出しては壁に絵を描いていました。一方、ムーミントロールは、美しいうみうまや、魔物のモランに出会います。

「ムーミンパパ海へいく」をモチーフにしたテーブルウェアシリーズは、カップとソーサーで異なるデザインになっていたり、ソーサーの裏側にはムーミンとリトルミイのイラストがさり気なくあしらわれてていたり、ウィットに富んだデザインで楽しませてくれます。

MOOMINSUMMER MADNESS

ムーミン谷の夏まつり

夏まつりの美しい季節に、大水に流されたムーミン一家。同じく流されてきた劇場に移り住んで、やがてお芝居をすることに。脚本はムーミンパパ。ムーミンママ、ミムラねえさん、ミーサやホムサも出演者に加わり、演劇が始まります。入場料の代わりに、食べられるものを渡せば入れるようです。さあ、あなたも楽しいムーミン一家の劇場へようこそ!

「ムーミン谷の夏まつり」をモチーフにしたテーブルウェアシリーズは劇に挑むキャラクターたちに加えてリトルミイが可愛らしく描かれたデザイン。マグカップとキャンディボックスの内側にもリトルミイが隠れています。



作者 Tove Jansson(トーベ・ヤンソン)

ムーミンの作者であるトーベ・ヤンソンは、1914年、彫刻家とグラフィックデザイナーの娘としてフィンランドの首都ヘルシンキに誕生。幼い頃から才能を発揮し、画家、イラストレーターとしても活躍。1945年に童話『小さなトロールと大きな洪水』を発表し、ムーミンをこの世に送り出しました。2001年に世を去るまで、精力的に創作活動を続け 、ムーミン以外の大人向けの小説、フレスコ画など、ジャンルにとらわれない多くの作品を残しています。