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2021.05.25

[Pick Up]English Herbs イングリッシュハーブズ ~Recipe タイムを使ったハーブコーディアル~

ハーブティーでその香りに癒されたり、ナチュラルコスメに活用したり、そしてお料理のアクセントに使ってみたりと、その姿や香り、効能から、ハーブは古くからわたしたちの暮らしに取り入れられてきました。

そんな私たちの身近にあるハーブの中からイギリスに生息するハーブを描いた、ナチュラルな雰囲気のテーブルウェア『ENGLSH HERBS(イングリッシュハーブズ)』をご紹介します。

●Recipe:いま注目のハーブをつかったシロップ「ハーブコーディアル」のレシピもご紹介します!

毎日の食卓に、ナチュラルな癒しのエッセンス

テーブルの上に広がるナチュラルなハーブたち

体にやさしく、手をかけすぎないシンプルな料理。
構えずに、リラックスした雰囲気のテーブル。
毎日の食卓も、仲間とのギャザリングも、そんな食卓が心地いいですね。

「ENGLISH HERBS(イングリッシュハーブズ)」に描かれるのはボタニカルアートのように繊細なハーブたち。グリーンを基調にしたデザインは、どんなお料理も引き立ててくれます。

もちろん、毎日の食卓にも使いやすい電子レンジ対応。

日々の暮らしに寄り添う、ナチュラルなテーブルウェアの誕生です!


アイテムごとに描かれる、8種類のハーブ

ENGLISH HERBS に描かれているハーブたち

ENGLISH HERBS(イングリッシュハーブズ)には、わたしたちにもなじみ深いハーブの中からイギリスに多く生息する8種類のハーブを選んでモチーフにしました。
ここでは、8種類のハーブの用途や効能などをご紹介します。

(上段左から順に)
■ニオイスミレ
スイートヴァイオレットとも呼ばれ、小さな花ですが1輪でも香りが強く、古くから香水の原料として栽培されてきました。花は砂糖漬けにして利用したり、ハーブティーにすると咳止めや消炎剤としても効果があります。気持ちを鎮めて安らかな眠りをもたらしてくれる可愛らしいハー
ブです。

■ローズマリー
すっきりとした香りは、脳のリフレッシュに最適、記憶力や集中力を高めるハーブとして人気があります。また、血行を促進することから「若返りのハーブ」と呼ばれ、アンチエイジングにも期待ができます。肉・魚・野菜料理、何とでも相性が良く、料理にハーブティーにと幅広く活躍します。

■サフラン
ひとつの花から3本のめしべしか採れないため、大変貴重で高価なスパイスです。その歴史は紀元前までさかのぼり、古代ギリシアではその黄色が王家のロイヤルカラーとして珍重されていたそう。今でも黄金色の色付けの代表で、パエリアやサフランライスなど、魚貝類・お米との相性は
抜群、食欲をそそる香りも魅力です。

■スイートバジル
爽やかな甘い香りと鮮やかなグリーンの葉がイタリア料理でお馴染みのハーブ。トマトとの相性は抜群で、サラダ・パスタ・ソースなど使い方も色々、キッチンに常備したい万能ハーブです。水に浸すとゼリー状になる種は、バジルシードとしてデザートでも人気です。葉は、刻むより
ちぎって使うと香りが引き立ちます。

(下段左から順に)
■セージ
ソーセージの「セージ」とはこのハーブのこと。肉の臭みを取り殺菌作用があるため、昔から保存食には欠かせないハーブでした。肉・魚の脂っこい料理に、また食後のハーブティーは胃をすっきりさせおすすめです。苦みが活力を与え、「長寿のハーブ」とも呼ばれています。

■タイム
古代エジプトでは、ミイラ作りにタイムを防腐剤として使っていたそう。古くから「勇気」と「大胆さ」のシンボルとして宗教儀式や戦いには欠かせないハーブでした。清涼感ある香りは料理の香り付けにはもちろん、優れた抗菌作用で、喉の痛みや風邪のひき始めに頼りになるハーブです。フレッシュタイムは、オイルやビネガー、コーディアルにしておくといつでも香りを楽しめます。

■マスタード
ほのかな苦みとツンとした辛みが食欲をそそる栄養豊富な緑黄色野菜で、和名はカラシナと呼ばれています。葉と茎は食用に、種子はマスタードとして使用されます。βカロテンやカリウム、カルシウムなどを豊富に含み、高血圧や骨粗鬆症など生活習慣病の予防にもおすすめのハーブです。お漬物やお浸しにしても美味しく召し上がれます。

■クレソン
水辺に自生することから、別名を「ウォータークレス」と呼びます。ピリリとした辛みと爽やかな香りは、肉・魚料理どちらにも良く合い、ローストビーフの付け合わせとしてお馴染みです。体内の浄化作用があるので、サラダの他、煮たりソースにしたりと日々取り入れたいハーブです。


ハーブのある暮らし

[Recipe] タイムをつかった自家製ハーブコーディアル

英国生まれのハーブコーディアルは、ヨーロッパではポピュラーな飲み物で、旬のフレッシュハーブを使って家庭で手作りする保存食として親しまれています。

ハーブの成分を凝縮した甘いシロップは、ハーブの味が苦手なお子様から大人またのしむことができて、美味しいだけでなく風邪のひきはじめや喉が痛い時にも重宝するのでおすすめです。お水やお湯、ハーブティーなどで薄めたり、お酒の苦手な方には、炭酸水で割ってノンアルコールカクテルとしてもオススメです。


■タイムをつかった自家製コーディアルのレシピ

●材料(500ml分/ドリンク類の場合約5杯分)
フレッシュタイム 50g(ドライハーブの場合は30g)
水 300ml
砂糖 250~300g
レモン汁またはクエン酸 大さじ1

※3.5倍程度に希釈した際の目安です。
※シュピゲラウ(オーセンティスカジュアル タンブラー)に、8割程度で注いだ際の容量目安になります。

●作り方
①鍋に水を入れ、沸騰するまで強火で沸かす
②沸騰したらタイムを入れ、蓋をして2~3分弱火で煮出し、火を止めさらに10分ほど蒸らす
③②を漉して別の鍋に移し、ハーブを取り除く漉したハーブ抽出液を弱火にかけ、砂糖を加えて良く溶かす
④砂糖が溶けたら火を止め、レモン汁を加える
➄冷めてから消毒したビンに移して、出来上がり

※冷蔵庫で保存し、なるべく早めに使い切りましょう。

●使い方
・炭酸水や白ワインでお好みで2〜5倍に希釈して、お客様が来た時のウェルカムドリンクとして。
・抗菌作用があるので、風邪かなと感じた時に熱湯で薄めて飲むことで身体を温めてくれます。
・喉が痛い時には、薄めずに少量を喉に流すようにすると痛みを和らげてくれます。