おおらかにあしらわれた濃紺の牡丹は、花々の中で花神や花王とも名づけられ、とても格調が高いものとして知られています。大花瓶の持つ洗練された様式美のフォルムと絵柄とが力強く優雅に融合しあう様相は、青磁色に施された背面の色調とも相まって、、冨貴な印象を漂わせる上品な風格を持っています。

【技法】
釉上彩加飾（素描、手差盛上、銀彩、白盛転写、金転写）
釉下彩加飾（素描、色吹き）

【敷台】
銀彩螺鈿文円形花台（輪島塗 大崎庄右ェ門）

＜限定数 5＞
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創業以来培ってきた技術や技能を惜しみなく注ぎ、一切の妥協を排してノリタケのすべてをかたちにしたMasterpiece Collection、追い求めてきた品格と独創性を備え、アートとクラフトマンシップを融合した当社最高峰のコレクションです。
2011年に発表されたティーセット「Queen’sgarden」、「金銀彩鳳凰文」に続く第二弾として、東京藝術大学工芸科の島田文雄教授監修のもと、こだわりのインテリア製品をつくり上げました。
Masterpiece Collection 2014のコンセプトは、「豊饒」。モチーフとなっているのは、牡丹、芍薬、無花果、椿、三光鳥、蝶、どんぐりといった豊かな自然から生み出されるものばかりです。釉下彩の持つ柔らかさと、釉上彩による華やかさが奏でる、美しいハーモニーをお愉しみください。

【島田 文雄 教授】
1975年東京藝術大学大学院修了。現在は東京藝術大学美術学部工芸科陶芸教授。日本工芸会正会員。植物の自然な生命感を感じさせる、彫りが美しい青白磁を出発点に、釉下彩技法である「彩磁」が作品の特長。