ハーブティーでその香りに癒されたり、ナチュラルコスメに活用したり、そしてお料理のアクセントに使ってみたりと、その姿や香り、効能から、ハーブは古くからわたしたちの暮らしに取り入れられてきました。
「イングリッシュハーブズ」は、そんな私たちの身近にあるハーブの中からイギリスに生息するハーブを描いた、ナチュラルな雰囲気のテーブルウェアです。
アイテムごとに描かれる、8種類のハーブ
イングリッシュハーブズには、わたしたちにもなじみ深いハーブの中からイギリスに多く生息する8種類のハーブを選んでモチーフにしました。
ここでは、8種類のハーブの用途や効能などをご紹介します。
(上段左から順に)
■ニオイスミレ
スイートヴァイオレットとも呼ばれ、小さな花ですが1輪でも香りが強く、古くから香水の原料として栽培されてきました。花は砂糖漬けにして利用したり、ハーブティーにすると咳止めや消炎剤としても効果があります。気持ちを鎮めて安らかな眠りをもたらしてくれる可愛らしいハー
ブです。
■ローズマリー
すっきりとした香りは、脳のリフレッシュに最適、記憶力や集中力を高めるハーブとして人気があります。また、血行を促進することから「若返りのハーブ」と呼ばれ、アンチエイジングにも期待ができます。肉・魚・野菜料理、何とでも相性が良く、料理にハーブティーにと幅広く活躍します。
■サフラン
ひとつの花から3本のめしべしか採れないため、大変貴重で高価なスパイスです。その歴史は紀元前までさかのぼり、古代ギリシアではその黄色が王家のロイヤルカラーとして珍重されていたそう。今でも黄金色の色付けの代表で、パエリアやサフランライスなど、魚貝類・お米との相性は
抜群、食欲をそそる香りも魅力です。
■スイートバジル
爽やかな甘い香りと鮮やかなグリーンの葉がイタリア料理でお馴染みのハーブ。トマトとの相性は抜群で、サラダ・パスタ・ソースなど使い方も色々、キッチンに常備したい万能ハーブです。水に浸すとゼリー状になる種は、バジルシードとしてデザートでも人気です。葉は、刻むより
ちぎって使うと香りが引き立ちます。
(下段左から順に)
■セージ
ソーセージの「セージ」とはこのハーブのこと。肉の臭みを取り殺菌作用があるため、昔から保存食には欠かせないハーブでした。肉・魚の脂っこい料理に、また食後のハーブティーは胃をすっきりさせおすすめです。苦みが活力を与え、「長寿のハーブ」とも呼ばれています。
■タイム
古代エジプトでは、ミイラ作りにタイムを防腐剤として使っていたそう。古くから「勇気」と「大胆さ」のシンボルとして宗教儀式や戦いには欠かせないハーブでした。清涼感ある香りは料理の香り付けにはもちろん、優れた抗菌作用で、喉の痛みや風邪のひき始めに頼りになるハーブです。フレッシュタイムは、オイルやビネガー、コーディアルにしておくといつでも香りを楽しめます。
■マスタード
ほのかな苦みとツンとした辛みが食欲をそそる栄養豊富な緑黄色野菜で、和名はカラシナと呼ばれています。葉と茎は食用に、種子はマスタードとして使用されます。βカロテンやカリウム、カルシウムなどを豊富に含み、高血圧や骨粗鬆症など生活習慣病の予防にもおすすめのハーブです。お漬物やお浸しにしても美味しく召し上がれます。
■クレソン
水辺に自生することから、別名を「ウォータークレス」と呼びます。ピリリとした辛みと爽やかな香りは、肉・魚料理どちらにも良く合い、ローストビーフの付け合わせとしてお馴染みです。体内の浄化作用があるので、サラダの他、煮たりソースにしたりと日々取り入れたいハーブです。