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2022.08.08

[大倉陶園]縁起・技法特集 黒猫親子-縁起物語-Ⅱ シリーズ

1919年の創立以来、日本における最高級の洋食器メーカーとして、美術的価値の高い磁器を作り続けてきた「大倉陶園」。「ノリタケ」の前身である「日本陶器合名会社」とともに、日本の洋食器文化の発展を牽引してきました。
「大倉陶園」の代名詞とも言える美しい「白磁」に「岡染め」「漆蒔」などの技法を凝らしたシリーズや、日本のメーカーならではのウィットに富んだ縁起ものなど、多くのコレクターの方々に愛されている「大倉陶園」の名品の中から、今回は「黒猫親子-縁起物語-」シリーズの魅力をご紹介します。

黒猫親子の心温まるやりとりが愛らしい

縁起物の小道具 × 福猫

縁起物を小道具に、黒猫親子の心温まるやりとりを表現した「黒猫親子-縁起物語-」。

黒い猫は「夜でも目が見える」などの理由から、日本では古来より『福猫』とされており、厄難を払い、家内安全を祈る、魔除けの象徴とも言われています。

身近に置いて毎日使っていただきたい癒し系デザインをお楽しみください。

背面にも遊び心を詰めた縁起尽くしのマグ

マグカップ「打ち出の小槌」

【表面】打ち出の小槌、鯛(めでたい)
おいしい魚にありつけないかと願っている黒猫親子。
打ち出の小槌に興味津々。触れば揺れて、飛び出してきたのが願った魚。
それも鯛でこれはめでたい。
願いながら振れば何でも叶う、定番の縁起物です。

【背面】俵ねずみ
「俵ねずみ」は、ねずみと俵が合体した大変縁起の良い置物。
ねずみは子沢山なことから子孫繁栄を、俵は五穀豊穣を意味します。
俵の上の先客にまずは挨拶してからという子猫の姿がご愛嬌。

背面にも遊び心を詰めた縁起尽くしのマグ

マグカップ「瓢箪から駒」

【表面】ひょうたん、駒(左馬)
ひょうたんの形が気に入って、そのくびれにはまり込んだ子猫。
そのひょうたんから突然、駒(馬)が飛び出しびっくりする親猫。
あり得ないことの例えの「瓢箪から駒」、そしてその駒は縁起の良い「左馬」という縁起尽くしです。

*瓢箪(ひょうたん)は人類最古の栽培植物と言われ、水や酒を入れる必需品でした。
また種を入れて保存する容器でもあり、その中の種は必ず実がなると伝えられ、成功や幸運の縁起物となったのです。

【裏面】角樽(祝樽)
興味津々で角樽(祝樽)によじ登り始めたお茶目な子猫。
お祝いの席に飾られる酒樽が装飾性豊かに祝樽になっています。
水や酒を入れる「瓢箪」とお酒の縁起つながりのめでたいデザイン。

遊び心を詰めた縁起尽くしの小皿

豆皿「宝袋」

【豆皿「宝袋」】
ぎゅっと詰まった大きな袋。親猫が乗っかれば、中からざくざく大判小判。
思わず無邪気に飛びつく子猫の愛らしい情景です。
「宝袋から小判」は幸運財運、縁起物の代表格。それを招く福猫と組み合わせた縁起柄です。

遊び心を詰めた縁起尽くしの小皿

豆皿「金魚」

【豆皿「金魚」】
自分と似たような色の黒出目金の様子を興味津々眺める子猫。
金魚鉢がレンズになって大きく映った顔にびっくりの金魚と親猫。
金魚は、昔から人気の金運上昇の縁起物柄の一つです。

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