金色に輝く朝陽を受けて、立ち込める行雲の中の岩上から飛び出そうとする白虎を大倉独自技法『岡染め付け』の藍色で描いています。新しい年に向かって挑み続ける姿に、来る年の発展と繁栄を願うデザインです。
「虎(寅)」は古くから武勇や王者の象徴として扱われてきました。
中でも白い虎は「白虎」と呼ばれ神様のような存在として人々から敬意を払われてきたのです。
また、「寅」という字は、「演」からきていると言われていて「演じる=人の前に立つ」という意味や「演」という字の語源の「延」から「延ばす」という意味を表しているそうです。
「人の前に立つ」ことや「延ばす」という意味から「寅年」は芽を出したものが「成長して行く」、これから成長する物事の「象徴が始まる」年と言われています。