ご紹介する作品は17世紀前半、江戸時代の絵師 俵屋宗達による最高傑作である国宝、二曲一双の屏風を現代風にアレンジしたものです。
金箔、銀泥と墨、顔料の質感が生かされ、宗達の優れた色彩感覚を伺わせるほか、両神の姿を強烈に印象付けています。
特に重要なのは、たらし込みで描かれた雲の表現で、二神の激しい躍動感を助長しつつ画面に空間軸を設定し、平坦な金地に豊かな奥行きを生む役割を果たしています。
その様をノリタケの熟練したペインターが、卓越した技術により現代陶磁器の技法を駆使し再現しました。
東洋美術には古くから風神と雷神を扱う作品があり、日本にも風神や雷神への信仰は古くからありました。
風神は風を司り、雷神は雷を司る神。五穀豊穣をもたらすとともに、特に風神は古代インドでは生命のあるものすべてに福徳を授ける神と言うことから、子孫繁栄を与える神として解釈されてきました。
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